この頃、言葉の力は自他共に対し非常に大きいと意識するようになりました。

禅の教えでも言葉は非常に重要なファクターと教えています。

物事を考えるのは言葉で行っているし、当然コミュニケーションの主は言葉ですね。

哲学や宗教も言葉です。

そんな難しいことを考えていたら、とても分かりやすい記事に出会いました。
月刊誌 ”THE21”2020年6月号のホストのローランドさんへのインタビューです。

『ホストの仕事の喜びを味わうと、ローランドさんは、自分という商品を磨き上げるため、
より一層の努力を重ねるようになった。その1つが、言葉を磨くことだ。
「ブラック・ジャックで救えない気持ちの闇をひと言で救えたり、マイク・タイソンでも
つけられない傷をひと事で負わせたり、と言葉の持つ力は計り知れないものがあります。
ミュージシャンの父の元で育ったからか、ホストになる前から、『かっこ良い男の条件は
素敵な言葉を言えること』と考えていた。
ホストになり。お客様と一対一で話すようになってから,なおさら「言葉が商品だな」と
いう感覚が強くなりました。』
だが、センスだけでは言葉は出てこない。ローランドさんは、意欲的にインプットの時間
を設けた。毎朝1時間は読書に当て、休日は映画鑑賞に費やしたという。』

とても,素敵な記事だと思いませんか?
ローランドさんは見た目とは違い、とても骨のある人です。

この記事の中で特に印象に残ったのは、マイク・タイソン以上の言葉の暴力です。
言葉の暴力が完全に自分の弱っているところにジャストミットした時、
完全にノックアウト状態になり、しばらく立ち直れないんです。
小生、長い人生の中で3回ありますが、今だに深い傷が心に残っています。

逆に小生が人に深い傷を負わせているかもしれません。

今回、言葉の力を改めて考え直す良い機会でした。

◆ホームページにお戻りの方が下記をクリックして下さい。
 http://orinokasa.com/index.html

◆御意見をいただける方は下記 Commentをクリックして下さい。