昨日のブログで紹介しました書籍
”世界は沈没し日本が躍動する 最強の日本繁栄論 日下公人&渡邉哲也著”
の中で、とてもうれしい記事がありました。
日本語の優秀さを語っています。
『日本は大学院レベルの高等教育まで自国の言語でできる数少ない国ですね。
先進国のなかでも専門書レベルまで自国言語で存在する国は少ないのです。
これができるのは、英語、ドイツ語、フランス語、日本語ぐらいではないかと
思います。
他国の侵略を受けた新興国のほとんどが、高等教育を他国の言語で
行っている。
公文書がその典型ですが、自国言語があるにもかかわらず、公用語を
英語としていたり、フランス語にしているわけです。
また、日本語のベースにある漢字はもともと中国から渡ってきたものですが、
それを発展させたのが日本語であり、ベースにある漢字は表意文字であり、
文字を見るだけで意味がわかる便利なものです。
さらに、古代中国語である漢文の読み下しに便利なレ点やひらがなが加わり、
外国語をそのまま表現できるカタカナまで存在する。カタカナは外国の言葉や
固有名詞を表現するのに、最も適している。』
小生が思うに、もう一つ日本語の素晴らしさは情緒、風情があることだと思います。
いよいよ関東甲信越地方も梅雨に入りました。
皆さん、日本語で ”雨” を表す言葉はいくつあると思いますか?
なんと400ですって!
例えば、春の雨
春雨:はるさめ 紅雨:こうう 菜種梅雨:なたねつゆ 発火雨:はっかう
卯の花腐し:うのはなくたし 五月雨:さみだれ 梅雨:つゆ
走り梅雨:はしりつゆ 暴れ梅雨:あばれつゆ 送り梅雨:おくりつゆ
返り梅雨:かえりつゆ 空梅雨:からつゆ 緑雨:新緑の頃に降る雨
麦雨:麦の実る時期の雨 小糠雨:こぬかあめ
言葉の響きがほんと綺麗です。
日本人に生まれて良かった ですね。
別件 ここで発見
小糠雨:こぬかあめ → ♪ 小糠雨降る 御堂筋 こころ変わりな 夜の雨・・・ ♪
欧陽菲菲の”雨の御堂筋” の最初のフレーズ。
小糠雨の意味:雨滴が霧のように細かい雨
初めて意味を知りました。やっぱ作詞家って詩人ですね。
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