”人間らしく生きる”ために、先ず自身に必要なことは、自身の
”心””体””頭”を鍛えることと”人”を知ることだと思っています。

”人”を知ることは、本当に素晴らしいことだと思います。

是非、皆さんにも知っていただきたく、このシリーズを設定致しました。

人を知るって素晴らしい第三回 KJさん

KJさんは、小生の中学校の同級生です。
今、地元葛飾で歯科医院を開業していて、年に一度地元葛飾で
会っています。

KJさんは、中学時代から毎年学級委員などに選出されて、
今でも同窓会などをまとめるリーダー的存在です。

KJさんと初めて会ったのは、中学校の入学式後のガイダンスでした。
彼は我々の地元小学校出身ではなく、墨田区向島の小学校出身で
たぶん知り合いは誰もいなくて、心細い思いをしていたんだと思うんですね。

ただし、何か存在感があって、オーラ―を発している。
しゃべり方もインテリ―で頭が良さそうである。
クラスのみんながそんな捉え方をしていたので、即学級委員になったと思います。

一方、小生は入学式後のガイダンスで、なんと担任の髭オヤジ先生
(昔は怖くて鬼と言われていたらしい)に
「この中で入学前に自転車で3人乗りしていて、俺に怒られた者は立て!」
何んと、小生は入学前から、髭オヤジ先生から怒られていたのです。

全くの天と地とも違う中学校生活の滑り出しでした(大笑)。

その後、KJさんとは、2年3年と同じクラスで、とても楽しい充実した
中学校生活を送ることができました。

KJさんの素晴らしいところは、いっぱいありますが、ここでは3つ紹介します。
これは、当時に思っていたことに、更に今思い出すとこうだったという印象です。

1番目は、冒頭でもお話ししましたが、みんなから期待されるリーダシップ
を持っていることです。
正直、彼の入学当時の印象とは本来の姿はだいぶ異なり、結構一緒に
後で笑える範囲のいたづらや悪いことをして先生に怒られていました。
それなのに、どうして学級委員などに選出されるのか?
彼の今の姿も含めて考えると、接する人の立場になって言動する、
面倒見が本当に良い、人の嫌がることを率先してやってくれる等々です。
今の歯科医院は立派ですが、バリバリでお金儲けしている感じはなく、
赤ひげ先生の如く、困っている人のためにやっている感があります。

2番目は、たいへんな努力家です。中学校時代は小生といつも一緒で、
勉強をしていた様子はあまり無いのですが、立派に地域でトップクラスの
高校に入学しています。その後、高校では歯学部に入るため、大学では
国家試験に受かるため、歯医者になったら開業するために、相当な
努力をしたかと思います。
しかし、我々の前では必死になっている姿は見せず、相変わらず人の心配を
して世話を焼いていました。

3番目は、本を多く読んでいるので感性が鋭いことです。
小生のエッセイ第一弾の読書感想文を勝手に紹介します。
(彼は文句を言わないでしょう)
『率直な感想は、選手、あなたは、良い人生を歩んでこられましたね・・ですね。
 出会ってきた人達にも恵まれてきたのでしょうが、それは、折笠の、文字どうり、
 徳のなす所なのでしょう。
 困難なことも、前向きにとらえ、その困難を、決して無理せず、1つ1つ克服して
 いったのであろうと、推察します。
 楽しんで乗り越えていく…そんな姿が目に浮かびました。
 母上は、浅草の生まれだった事、(自分もそうです)又、徳治さんが茨城の御出身で
 あったり(うちの両親も同じです)と・・・折笠とは、何か、因縁めいたものを、感じました。
 (長く付き合っていても、知らないことがあるものだね。)
 子供から、大人の世界への入り口に立った時期に、一緒に過ごせた事は、
 懐かしい思い出であると同時に、同じ価値観や感性を身につけられた事に、
 安心し、誇らしくも感じました。』
ちなみに、”選手”は、中学校時代から小生に対するKJさんの固有の呼び方で、
小生当時柔道部で選手だったからそう呼ばれています。

最後になりますが、KJさんや同級生たちが故郷葛飾にいてくれる事は、
小生にとっては宝物です。

コロナ禍が落ち着いたら地元で同窓会をやると、KJさんは張り切っているので、
小生もそれを楽しみに日常の生活を頑張ろうと思っています。

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