小生、この度、戎光祥出版月刊誌「歴史研究」の歴史研究掲示板
に小山田信茂公顕彰会「土佐紀行 車による弾丸ツアー1743km」
のレポートでデビューしました。

「歴史研究」1959年の刊行開始以来、長い歴史をもつ月刊歴史研究誌です。
①現在、日本史分野で話題になっているホットなテーマについて、
 第一線で活躍されている研究者の方々に最新の研究成果や
 動向をまとめていただく「特集」コーナー有。
②「特集」の内容に連動した巻頭カラーグラフ(口絵)を掲載。
③研究者や歴史ライターの方々による各種連載 などなど

たぶん日本の歴史研究の中では一番歴史が古く由緒ある雑誌だと
思います。

そこに小生のレポートが記載されて、誠に光栄でございます。

実は5月23日に東京半蔵門戎光祥出版にお邪魔して「歴史研究」
女性編集長と副編集長と打合せを打ち合わせをしてきました。

その時、自己紹介、現在の活動状況、将来の志を熱く語ってきたことが
今回超特急でレポートが記載された要因かもしれません(笑)。

特にうれしかったことは、ほとんど校正されず、そのまま記載されたことです。

それではその内容を紹介します。小生の原稿です。

『土佐紀行 車による弾丸ツアー1743km

1.背景
今般、歴史探求とはどのようなものか、そしてその楽しさとは、を改めて身を持って体験することができた。
私、山梨大月の小山田信茂公顕彰会(以下顕彰会)にブログ制作担当として入会したのがちょうど一年前、今年の4月23日(日)に第六回総会が三年ぶりに開催され、まだまだ若輩ものの私が副会長に選出されたことはたいへん光栄である。
ここで簡単に顕彰会を紹介すると、その目的は戦国時代に郡内地方の領主であった小山田信茂公と小山田氏一族の事績を顕彰し広くその功績を後世に伝えてゆくことにあり、ひいては「まちおこし」「まちづくり」に貢献することにある。江戸時代に出された「甲陽軍艦」で、信茂公は武田家を滅亡に追い込んだ裏切り者とされたために小山田逆臣説が通説となってしまった。それが誤りであったと半世紀以上前から指摘され近年多くの研究者の検証により通説は覆されつつある。顕彰会でも2016年から地の利を生かしていろいろな角度から現地現物調査、検証を繰り返し、事あるごとに論集発行、講演会開催、他歴史研究会との交流、山梨県への訴えなどを実施してきた。
去年大きな成果として、武田信玄公生艇500年を記念して山梨県の記念事業実行委員会が信茂公は裏切っていないことを示す歴史ドラマ「信茂と勝頼」を制作した。ドラマでは最後の最後、進行役が語る。「信玄、勝頼、信茂が命を掛けてこの山梨を守ってくれた。我々も頑張ろう!」 我ら顕彰会はこのドラマによって小山田信茂公は天下の裏切り者と言われていたことが覆され、晴れて武田二十四将の中で輝きを戻せたと思っている。
以上の様に武田家最後の領主武田勝頼公と小山田信茂公の関係はたいへん深いものがある。
このような背景の中、顕彰会と高知県仁淀川(によどがわ)町の武田勝頼土佐の会(以下土佐の会)は数年前から交流があり、去年は土佐の会の皆さんが山梨大月を訪問してくれて更に交流を深めることができた。今年の3月、その返礼として土佐の会の講演会「生天目(なばため)の陣」に参加することを主目的に土佐に向かった。メンバーは会長、副会長をはじめ会員6名で平均年齢は71歳、2泊3日総走行距離1743kmの車による弾丸ツアーとなった。

2.ツアーの目的
(1)武田勝頼土佐の会」交流
①講演会参加 ②史跡巡り ③土佐の会の活動視察
(2)歴史の現地現物調査
(3)弾丸ツアーチャレンジ (ただし安全第一)
(4)顕彰会内の友好活動

3.ツアーの内容
3月10日(金) ①淡路島経由の移動 ②仁淀川町長への表敬訪問
3月11日(土) ③史跡巡り ④ 「生天目(なばため)の陣」講演会参加 ⑤懇親会参加
3月12日(日) ⑥しらなみ海道&岡山経由の移動
ここでメインである「生天目の陣」講演会の内容について紹介する。
①天目山で亡くなった武田勝頼親子は影武者で真田経由で千葉から船で土佐に逃げた
②もともと土佐は神社など諏訪との繋がりがあり言葉などで共通する点がある
③また源氏繋がりで明智光秀が本能寺の変を起こし武田水軍が勝頼を助けた
④その後勝頼は名前を「大崎玄蕃(おおさきげんぱ)尉」と変名し、この地で26年ほど活躍し、西暦1609年64歳で逝去された
⑤この仁淀川町周辺には一族の墓所を含めて多くの史跡や物証等が残されており、その他今に伝えられてきた「玄蕃おどり」や「玄蕃太鼓」などの地域芸能も残されている
講演会の中でパネルディスカッションが行われ以下のような貴重な意見があった。
「土佐の勝頼が本物であれば、小山田信茂氏は汚名を受けながら勝頼の逃亡を完全に助けた武将、大忠臣になる。今までの歴史では裏切り者。いろいろな意見の中で反対意見でも賛成意見でも何でもいいから盛り上がっていくことがまちおこしになる。いろいろな意見をあれはだめ、これはだめでじゃなくて、全部吸い上げて皆で究極の真実を探っていこう。とにかく楽しくやろうという事でいいじゃないかと思う。」
たいへん興味深い心に訴える講演会であった。

 
4.まとめ
①何処の地区にも自分の町に住んでいる誇りと自負がうかがえた良い紀行であった
②歴史的な認知と言うことは覆すことに相当な量(知識・資料・口承伝承等々)と時間(知らない方に知っていただくための機会等)とが必要である事が理解出来た
③地区の特徴を各自が知ってそれを誰もが口に出して説明できるまちおこしが必要である事がより大切である事を身を以って知った
④約1743kmを紀行している間に会員間にこれまで以上の連帯感が生まれたと感じた
⑤生天目の陣(なばためのじん) 大月でもこれに変わる何かを立ち上げたいと思った
参考に小山田信茂公・松姫様合同供養祭を市内文化芸術等関係者の文化発表会の場に出来たらと思っている

筆者紹介=おりかさ きみのり
山梨県大月市在住
小山田信茂公顕彰会会員』

これに味をしめた小生は、女性編集長のおだてもあって、
次の長編ものの投稿を考え始めています。

お楽しみに!

 

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