やっと、この歳(いい歳)になって、リベラルアーツの重要性を痛感しています。

リベラルアーツとは、インタネットから引用すると、
『リベラルアーツという言葉の由来は、ギリシャ・ローマ時代のものである。
 現代では、一つのテーマを複数の学問的視点から学んだり、
 一つの専門領域を深く学ぶためにその基盤となる複数の学問を
 学ぶことにより、その知識を身につけることである。
 現代社会に必要な人材を育てていくことを目的としている。』

小生流に一言でいうと、
多様な知識を学び、自ら課題を見つけ出し、広い視野で物事を判断できる力を養う。

小生が、学生の頃、あるいは会社入社の頃は、「T字型であれ」、「三角形であれ」と
言われていました。
つまり、機械工学系知識を頂点に置き、少し低い所に電気工学や材料工学、
更に低い所に数学や物理学、底辺に国語、語学などなど。
小生5年間工学一貫教育の高専(高等専門学校)だったので、自慢じゃないですけど
歴史、倫理学、哲学、宗教学、道徳、文学等、今考えれば人間形成に一番重要だった
教科があったのか?あったがまったく無視していたのか?でした。
今思えば、よくもまあ、横の道に逸れなかったもんだ(少しは逸れましたが)と思います。

大学に行ってからは、工学系は低空飛行でなんとか落ちない様にして、
哲学、宗教、文学に目覚めました。

今は? 完全にリベラルアーツ生活をしています。
「T字型」、「三角形」ではなく、頂点は ”人間らしく生きる” と置き、
底辺は多種多様の知識、経験、技能、体力、気力からなる円で
全体は円錐だと思います。

今思うに小生、日本の教育は以下であるべきだと思います。
小学校や中学校の時に、人間は何故生きているのか、
そのために世の中はどうなっているのか、どんな仕事があるのか、
どんな学問体系になっているのか、自分は何になりたいのか、
そのためには何をしなればならないのか、どんな勉強が必要か等を
じっくり考え指導する時間が必要だと思います。
(もう、すでにあれば良いのですが)
少なくとも高校に入る頃には、自分は何になりたいのかが
概略決まっていると良いのですが。

そして、高校や大学で、しっかりとリベラルアーツを学ぶ。
各論を学ぶ前に方法論を学ぶべきだと思います。

以上、こんなことをこれから色々な場で発信したいと思います。

少しでも、日本や日本人を良くしていきたいですもんね。

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