7月15日の読売新聞の記事です。
『文部科学省は、高校生の7割が在籍する高校普通科を再編し、
 文系・理系などの枠組みを超えた「学際融合学科(仮称)」と
 地域社会の課題解決を目指す「地域探究学科(同)」の2学科
 の新設を認める方針を固めた。
 早ければ2022年春にも新しいタイプの高校が誕生する。

 普通教育を行う普通科、商業・農業・工業など14学科ある専門学科、
 普通教育と専門教育を合わせた総合学科の3種類がある。
 省令により普通教育を行う高校は、普通科しか設置できず、大学入試の
 ための画一的な教育になりがちで、特色や魅力ある教育内容に乏しいと
 指摘されてきた。

 文科省では、普通教育を主とする高校に普通科のほか、「持続可能な開発目標
 (SDGS)」など現代的な課題解決を図る「学際融合学科」と、少子高齢化など
 の地域社会の課題解決策を探る「地域探究学科」を設置できるようにする。
 2学科の枠に収まらないスポーツや文化人材の育成などにあたる「その他の特色
 ある教育」も学科として認める。』

この場は、四方山話を主題としているので、国策、政治、経済、教育などに関して
深く議論するつもりはありませんが、小生自分の経験談を基に考えたいと思います。

その前に小生はというと、高等専門学校略して高専出身であり、上記高校の
場合より更に特例的であります。

中学を卒業して、20歳まで5年間工学一貫教育で、カリキュラムは今思えば、
良くできていたと思う反面、一般教養が大きく削られていました。

当時の日本全国高専出身者は、一般教養・常識に乏しく、日本語を含めた
語学がだめ、工学的職人と言われていました。
もしかすると小生とその仲間たち・下町小悪軍団だけかもしれませんが。
(小生、高専を否定しているわけではなく、当時伸び伸び楽しくできて、
 少し勉強させてもらいましたので、今でも誇りに思っています。)

よって、普通高校はなおさら、一般教養の充実を図るべきだと思うのです。
特に国語(古典や文学)、日本史、地理、宗教、倫理道徳など日本を学ぶ
学科を徹底的にやるべきです。

専門分野は、会社に入ってから、また大学でやればよいと思います。
会社に入ればいやでもやらねばならないし、大学はアメリカと同じく
卒業を厳しくして徹底的に専門分野を勉強すれば良いと思うのです。

今の日本、日本人は、昔の様な日本的な素晴らしさ(利他、勤勉、親切、謙虚)
が薄れているような気がしてなりません。

小生も少しでも貢献できるように、頑張りたいと思います。

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